赤ちゃんの血便について!血便になる原因と注意すべき血便の見分け方とは?

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赤ちゃん

赤ちゃんの体調の良し悪しを見定める方法の一つにウンチの様子を伺うことが挙げられます。

排泄されるウンチには、赤ちゃんの体調をあらわす情報源がたくさん詰まっているのです。

特に注意して見ていただきたいのが「血便」です。

血便には、赤ちゃんに起こり得る病気や体調への悪影響を示すものがあります。

今回は赤ちゃんの「血便」についてご説明させていただきます。

赤ちゃんの体調管理を行う上での参考にしてみてください。

1.血便とは?

紙

血便とは、便に血液が混ざった状態で排泄される状態の「下血」のことを言います。

下血はその色合いから2つに分類することができます。

1-1.タール便

色が黒色の場合は「タール便」となります。

胃や小腸など肛門から遠い部分に位置するところで出血をすると、出血した血液が腸内細菌によって分解されるため、血が黒色に変色します。

1-2.血便

色が鮮血に近い場合は「血便」となります。

肛門から近い結腸までにおける出血が、体の中で腸内細菌の分解を受けずに排出されることで、血が鮮紅色の状態となります。

 

血便は、腸内で何らかの異常があり出血を起こすことで、それが便とともに排泄されてくる状態のことを言います。

色や量などによっては、腸内に重大なトラブルが起こっている可能性もあります。

2.赤ちゃんの血便の原因

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では、赤ちゃんが血便となってしまう原因とはなんなのでしょうか?

主に挙げられる原因を以下で述べます。

2-1.肛門への刺激

赤ちゃんの肛門はまだまだ未発達であるため、ちょっとした刺激を受けるだけでも傷ついてしまうことがあります。

便秘がちな赤ちゃんの場合だと、ウンチが固くなることもあり、より肛門付近が切れやすいと言えるでしょう。

肛門付近で付着した血によって「血便のように見える」と言った方が正しいかもしれません。

2-2.腸内への刺激

赤ちゃんは臓器においてもまだまだ未発達な状態であるため、粘膜が傷つくことによって発生することもあるようです。

臓器の粘膜が傷つく例として、母乳やミルクなどを挙げる事ができます。

母乳やミルクなどに含まれる「乳糖」が発酵することで、腸内の粘膜が刺激されることがあります。

結果、腸内での出血を招くこともあります。

それだけ、赤ちゃんの臓器は繊細であるということになります。

2-3.ストレス

ストレスが原因で胃潰瘍や十二指腸潰瘍になってしまうことで血便となるケースもあるようです。

これらは赤ちゃんの精神的・身体的な負担によって引き起こされる可能性が高いとされています。

赤ちゃんが感じているストレスは、表面上はとても分かりにくいかと思います。

このような血便のように、体の中からストレスが形となって表れてくることもあるので、注意して様子を見てあげる必要があります。

2-4.細菌・ウィルスへの感染

細菌やウィルスに感染することで血便となるケースもあります。

それは、腸が菌に感染することで炎症を起こしてしまい、出血を伴った形で便が排出されることにより起こります。

この際の便は、下痢状であることが多いようです。

菌やウィルスの感染に関して危険なのが、「O-157」です。

みなさん、一度は耳にされたことがあるかと思いますが、こちらの大腸菌群は場合によっては命に関わる危険性があります。

下痢状の血便が見受けられた場合は、早急に対処してあげる必要があります。

 

赤ちゃんといえど、血便となり得る原因は多々挙げる事ができます。

赤ちゃんの便の様子から、心配しなくても大丈夫な血便・注意が必要な血便を見分けてあげる必要がると言えるでしょう。

3.血便の見分け方

おむつ

上記で述べたように、血便にも心配のいらないものから、危険性のあるものまで様々です。

それらの判断基準としての参考として、以下のような状態かどうかを確認してみてください。

3-1.心配いらない血便

以下のような血便であれば、大きな心配はいらないものとなります。

3-1-1.点状または糸状の血便

肛門が傷つき、出血を起こしている場合は、便に付着して点状の血として見受けられることがあります。

また、赤ちゃんの未発達な腸粘膜は繊細で傷つきやすいため、軽いアレルギー反応などでも、軽い出血を伴う場合があります。

これらが原因となっている場合は、数日で症状が落ち着いてくるので、心配はいりません。

ただし、2~3日が経過しても症状が改善されていかないようであれば、他の要因も考えられるため、一度上院に行き診てもらうようにしましょう。

3-1-2.一部が黒っぽい血便

一部に限り、黒っぽい血が見受けられた場合は、口から入ってしまった血がそのままウンチに含まれただけの可能性があります。

分娩時のママの血液や、自分の鼻血を飲み込んでしまうことで、一部的に血が混ざった状態となり得ます。

飲み込んだものが排泄されているだけなので、症状としては1日程度で治まるかと思います。

同じような症状が数日と続くようであれば、注意が必要にはなってきます。

3-2.注意が必要な血便

以下のような血便であれば、注意が必要となります。

3-2-1.全体が黒っぽい血便

ウンチ全体的に黒みを帯びた血が混ざっているような場合は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の可能性が考えられます。

これらの症状の原因の一つとしてストレスが挙げられています。

薬の服用なども原因として考えられるため、思い当たる節がある場合は病院に連れて行きお医者さんに相談するようにしましょう。

赤ちゃんの胃や腸はとてもデリケートで繊細なため、このような症状が続くようであれば早めの診察をオススメします。

3-2-2.黒い油状のような血便

黒くねっとりとしたウンチが排泄された場合は「新生児メレナ」の可能性が疑われます。

この症状は、ビタミンKの不足によって血液が固まりにくくなることが原因とされています。

腸内での出血を誘発してしまうため、場合によっては口からの吐血も見受けられるかと思います。

ビタミンKを補給する必要があるため、お医者さんに相談しながら対処してあげましょう。

3-2-3.ジャム状の血便

イチゴジャムのような粘着性のある血便が出た場合「腸重積」の可能性が疑われます。

この症状は、腸の一部が入れ子状に重なってしまう病気のことを言います。

赤ちゃんの頃に発症しやすく、腸の中に腸がもぐりこむ形となってしまうため、激しい腹痛を伴います。

血便の症状以外にも、泣いたり嘔吐したりといった様子が見受けられるかと思います。

腸重積は症状を放置してしまうと、腹膜炎といった他の病気の発症を誘発してしまう可能性があるため、早急な対処が必要となります。

症状が発症してから24時間以内であれば手術せずに治療できるそうです。

3-2-4.下痢状の血便

下痢の中に粘液性の血が混ざっていた場合「急性胃腸炎」の可能性が疑われます。

赤ちゃんは、細菌やウィルスへ感染することで胃腸炎となるケースが多いです。

血便のほかにも発熱や嘔吐といった症状も発症する場合があります。

下痢や嘔吐が長期にわたり続くと脱水症状を引き起こす場合があるので、早めに病院へ連れて行き診てもらうようにしましょう。

 

血便が見受けられた場合は、赤ちゃんのおしりの様子やウンチの状態を要観察してあげる必要があります。

異変や怪しい症状が見受けられる場合は、早急にお医者さんに診てもらうようにしましょう。

4.赤ちゃんの血便対策

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上記の症状をふまえ、血便となり得る可能性を軽減してあげるようにしましょう。

4-1.肛門に刺激を与えない

ウンチをした後など、肛門へ強い刺激が加わらないように優しく処理してあげるようにしましょう。

ウンチを放置してしまっても、刺激を与えている状態となってしまうため、早めの処理をオススメします。

「痔」となっている場合は、病院で痔のケア用の塗り薬を処方してもらうと良いでしょう。

4-2.食べ物で排便のサポート

ウンチが固くなってしまうと、腸を傷つけてしまう原因になりかねません。

水分を定期的に補給させる、離乳食の場合は野菜を多めとした献立とするなど、食生活の充実を図るようにしましょう。

4-3.ママがビタミンKが豊富な食材を食べる

先ほど述べたように、ビタミンKが不足してしまうと新生児メレナを引き起こしてしまう場合があります。

赤ちゃんにビタミンKを補給させてあげるほか、ママがビタミンKが豊富な小松菜や納豆を積極的に食べるという方法もあります。

ママのビタミンKを母乳を通じて与えてあげる事ができます。

4-4.感染症への配慮

細菌・ウィルスへの感染を防げるように努めましょう。

赤ちゃん自身の免疫力を向上してあげるほか、ママ・パパなど周りの人も健康管理にも気を遣い、発症のリスクを軽減していきましょう。

赤ちゃんが日頃過ごす環境を清潔に保ってあげる事が重要です。

4-5.お腹のマッサージ

便秘であることも血便を誘発します。

ウンチの流れをスムーズにしてあげるため、お腹を優しくマッサージしてあげるのも一つの手です。

便通を良くしてあげる事も血便の改善に繋がります。

 

腸や肛門など、赤ちゃんの身体機能はまだまだ未発達であるため、積極的なサポートが必要となります。

お腹の中や赤ちゃんが過ごす環境などを適切な状態に整えてあげるようにしましょう。

5.症状が重いと感じたら

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血便の様子から、症状が重いと感じた場合は遠慮せずに病院へ行って診察を受けるようにしてください。

血便には危険を知らせるサインが含まれている場合があります。

そのちょっとしたサインに気付き、早い段階でお医者さんに診てもらうことが、赤ちゃんの健康状態を守っていくためには重要なことになります。

ちょっとした異変や変化にも気付くことができるよう、赤ちゃんのウンチの様子は常日頃から観察し、出方や傾向を把握しておくようにしましょう。

観察していた様子は、お医者さんに相談するうえでも重要な情報となります。

6.最後に

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赤ちゃんのウンチは、健康状態をあらわす情報源です。

育児を行っていく上で、ウンチを処理してあげる機会もたくさんあるかと思います。

赤ちゃんのウンチの様子を伺えるそのお手伝いは、赤ちゃんの健康を守ってあげる行為に直結しているとも言えるのです。

血便が知らせてくれる小さなサインを見逃さないようにし、襲い掛かる危険から守ってあげられるようにしましょう。

赤ちゃんの腸内における健康状態も健全な状態にしてあげ、今後の健やかな成長を見守ってあげてください。

 

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