
生後間もない赤ちゃんは、一日の内に何度もウンチをしますよね。
おむつを交換してあげることは、ママ・パパにとっても回数をこなすことが多いお手伝いの一つとなっているのではないでしょうか?
まだ授乳やミルクを飲んでいるうちは、水のようなさらさらとしたウンチがほとんどですが、離乳食が始まると、ウンチの固さも回数も変わってきてきますよね。
なかなかウンチをしないときがあると、心配になられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ウンチがスムーズに行われない状態になってしまうと、それは「便秘」である可能性があります。
大人同様に、赤ちゃんも便秘になることがあるのです。
今回は赤ちゃんの「便秘」についてご説明させていただきます。
赤ちゃんの体調をケアしてあげられる知識を身に着けておきましょう。
目次
1.「便秘」とは?
一般的に便秘とは、大腸内にある排泄物の通過が遅くなったり、腸内に排泄物が長時間とどまるなど、排便が順調に進まない状態のことを言うそうです。
3日程排便がない状態が続いたら、便秘の可能性を疑ってよいでしょう。
また、たとえ排便があったとしても、以下のような状態だったら便秘といえます。
・排泄物の量が少ない
・排泄物が固く、なかなか排泄しきれない
・排便が不規則に訪れる
・排泄後のすっきりしない
便秘が続くと、体調に悪い影響を与えることもあるそうなので、注意が必要となります。
2.赤ちゃんも便秘になる?
赤ちゃんの消化機能などはまだまだ未発達です。
食べたものを上手に消化できない、腸でウンチにすることができないなどといったことが起こると、便秘になる可能性はおおいにあります。
大人でも、生活リズムが崩れていたり、偏りのある食事をしていたりする炉、便秘になることってありますよね?
赤ちゃんも同様に、生活リズムの乱れや、食生活の乱れなどが、便秘になってしまう原因なのではないかと言われています。
3.赤ちゃんが便秘になってしまう原因は?
赤ちゃんが便秘になってしまう原因を以下に挙げます。
3-1.食生活の乱れ
授乳・ミルクなどの量が多かったり少なかったりなど、不規則な食事をしていると、お腹の調子が整いにくい可能性があると言われています。
また、離乳食を食べ始める際は、水分をしっかり取るようにしておかないと、これまでの授乳のときとは違い、不足しがちになることもあるそうです。
3-2.生活習慣の乱れ
赤ちゃんがウンチを我慢してしまうこともあるそうです。
例えば、おむつ交換時に不意にウンチをしてしまい、ママに叱られてしまったとしましょう。
そうすると、赤ちゃんは心理的にウンチを我慢してしまう。といった行動に繋がってしまう可能性があるそうです。
また、おしりがかぶれてしまったりしていると、ウンチがしずらくなり、無意識のうちにがまんしてしまう。なんてことも考えられるそうです。
ウンチを我慢すると、規則的な排泄の流れを崩してしまいかねません。
3-3.運動不足
運動をすると、腸の活動も活発的になります。
どうしても、眠って過ごすことが多い赤ちゃんは、運動をする機会が多いとは言い切れません。
腸の活動が弱まってしまう可能性もあります。
あくまで可能性の話ではありますが、やはり、便秘になってしまう原因は普段の生活の中にありそうです。
赤ちゃんの便秘を未然に防ぐには、ママ・パパのサポートが必要と言えるでしょう。
4.便秘解消法!
では、赤ちゃんが便秘にならないためにはどうすればよいのか?
また、便秘の疑いがある場合はどうすればよいのか?
便秘解消方法として3つ挙げさせていただきます。
4-1.規則正しい食事を心掛ける
赤ちゃんが規則正しく食事を取れるように心掛けてみましょう。
赤ちゃんはすぐお腹が空きますし、最初はなかなか難しいかもしれませんが、意識的に規則性を作ってみるのも良いかと思います。
また、食事をとる際は、水分をしっかり取るようにし、離乳食も食物繊維を多く含むものを選んであげると良いかもしれません。
4-2.積極的に体を動かしてあげる
うつぶせ、寝返り、ハイハイなど赤ちゃんが体を動かせるように促してあげましょう。
一緒におもちゃで遊んであげたり、手や足を動かしてあげたりして、赤ちゃんの運動をお手伝いしてあげると良いでしょう。
また、赤ちゃんのお腹をさするようにマッサージしてあげるなどしてあげると、腸の働きが良好になるかもしれません。
4-3.お尻のケアをしてあげる
お尻がかぶれていたり、切れ痔になってしまっていたりすると、赤ちゃんがウンチをすることを拒んでしまう可能性があります。
お尻にトラブルを抱えてしまわぬよう、日頃からケアしてあげるようにしてください。
ウンチをしたときなど、こまめにお尻の状態をチェックしてあげてください。
4-4.赤ちゃんのウンチについて理解してあげる
赤ちゃんがウンチをするのは生理現象の一つです。
例え予期せぬタイミングでウンチをしてしまったとしても、叱ったりする事なんてないのです。
赤ちゃんは、ママ・パパの顔色を伺っています。
ウンチをすることで怒られてしまったりすると、赤ちゃんがウンチをしづらくなってしまいます。
赤ちゃんがウンチをするときは、優しい気持ちで見守ってあげる事が大切です。
生活環境を良好にしておく努力をすれば、便秘になってしまう可能性を未然に軽減しておくことができます。
赤ちゃんの健康状態に気を配り、食生活や運動をお手伝いしてあげるようにしましょう。
5.なかなか便秘が解消しないときは
基本的に、赤ちゃんの便秘は生活習慣の改善を図れば解消される可能性が高いです。
しかし、自宅でケアをしてもなかなか解消されなくて、心配だという方は、お医者さんに相談してみても良いでしょう。
便秘で病院に行くのが恥ずかしい、なんてことは考える必要ありません。
まだまだ腸の機能などが未発達な赤ちゃんにとって、便秘は身近なトラブルの一つです。
お医者さんに相談している方も多くいらっしゃいますよ。
便秘を重症化させないためにも、不安を感じたら一度お医者さんに診てもらうことをオススメします。
6.最後に
赤ちゃんは言葉を発して自分の意思を伝えることがまだまだできません。
お腹の調子についても、やはり、ママ・パパがいち早く察知してあげる必要があります。
なかなかウンチをしない場合は、解消法を実践してあげるようにしましょう。
便秘のときってお腹も張ってい痛いし、なにより排泄がスムーズにいかないことによるストレスが溜まりますよね。
赤ちゃんにはそのような思いをさせないようにしないとですね。
日頃から赤ちゃんの様子を観察してあげて、健やかな成長を見守ってあげましょう。
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