
おならはごくごく自然的に起こる生理現象の一つです。
もちろん、赤ちゃんもおならをします。
赤ちゃんにとってのおならは体内のガスを体の外に放出する重要な事象であるとともに、健康状態をあらわすサインでもあると考えられます。
ママ・パパは赤ちゃんのおならについて理解を深めておく必要があると言えるでしょう。
今回は赤ちゃんの「おなら」についてご説明させていただきます。
今後の育児の参考にしてみてください。
目次
1.「おなら」とは
おならとは、お尻から排出される気体のことを言います。
「屁」や「中便」とも呼ばれるようです。
お腹の中にはガスが溜まりやすく、そのガスを外へ出すための自然的な生理現象となります。
ガスが原因となるとため、強いにおいを伴う場合もあります。
2.赤ちゃんのおならの原因
おならが出る原因はいくつか挙げることがあります。
2-1.空気を多く飲み込んでしまっている
赤ちゃんは空気を吸って吐き出すという行為を上手に出来ないことがあり、授乳のときや呼吸のときに余分に空気を飲み込んでしまうことがあります。
その空気をげっぷなどで放出できなかった場合は、おならとしてお尻から出てくることとなります。
2-2.うんちが近い
食べたものが消化されると排泄物としてお尻から出てきます。
腸を伝ってくる流れの中で、おならも一緒に放出に向かってくるケースがあります。
うんちが近いとおならが出る原因ともなり得ます。
2-3.便秘
腸内の調子が良くないと便秘になることもあります。
うんちがスムーズに排泄できないと、おならが出やすくなる原因にもなります。
おならはお腹の中の空気を外に放出するための重要な現象です。
げっぷが上手に出来なかった場合、赤ちゃんがおならをする機会は増えると考えられます。
3.赤ちゃんのおならの特徴
赤ちゃんのおならには主に以下のような特徴があります。
3-1.回数が多い
赤ちゃんの体は小さいため、ガスが体内に滞在している時間も短いと言えます。
赤ちゃんはおならを我慢するといった行為も行わないため、必然的に回数が多くなります。
3-2.くさいにおいを伴うことがある
大人同様に、赤ちゃんのおならもにおいを伴うことがあります。
主にうんちと同じようなにおいがするかと思います。
3-3.うんちを伴うことがある
赤ちゃんにとってうんちとおならの排泄には区別がありません。
おならをするときに一緒にうんちをするケースもあります。
3-4.あらゆるタイミングでおならをする
赤ちゃんはおならに対する認識がなく、おならを押さえようとすることもしません。
赤ちゃんはあらゆるタイミングで自然とおならをすると考えておきましょう。
赤ちゃんのおならの一番の特徴は回数が多いことであると言えるでしょう。
成長するにつれて、おならを調節できるようになっていきます。
4.おならで注意すべきこととは?
おならは生理現象であるため、さほど心配する必要はありません。
ただし、赤ちゃんがおならに関しては以下のことに着目してみてください。
4-1.回数が多すぎないか
赤ちゃんに多く起こり得る病気の一つに「胃軸捻転」があります。
胃の上の方がねじれてしまう現象で、食道が圧迫されてしまうことでげっぷが上手に出来なくなってしまうことがあります。
おならが多い場合は胃軸捻転を発症している可能性も考えられるため、注意が必要です。
4-2.定期的におならをしているか
おならは体内に溜まっている空気を外に放出する役割を担っています。
おならを全然していなかったりすると体内に空気が溜まりすぎてしまいお腹を圧迫してしまう可能性があるため、注意が必要です。
4-3.痛がっていないか
赤ちゃんが痛がっている様子が見受けられた場合、体内でなんらかのトラブルが発生している可能性も考えられます。
おならにビックリして泣いてしまうこともありますが、具合が良くないような様子であれば注意が必要となります。
4-4.においのチェック
異様なにおいがしたり、いつものおならと違うにおいが感じ取れた場合は体内でなんらかのトラブルが発生している可能性も考えられます。
積極的ににおいを確認してあげるようにしてください。
4-5.おむつのチェック
赤ちゃんがおならをする際に、一緒にうんちを伴うこともあります。
こまめにおむつのチェックをしてあげるようにしましょう。
まずは赤ちゃんのおならの様子や傾向を把握しておいてあげることが重要です。
おならに異変を感じるようであれば注意が必要となります。
5.おならの様子に異変を感じたら
いつものおならの様子とは違うと感じた場合や異変を感じた場合は、一度お医者さんに相談してみることをオススメします。
体内で起きている現象は目には見えません。
おならなどの生理現象は、体内で起こっている事象を知らせてくれるサインでもあると考えられるでしょう。
早めの対処で赤ちゃんの健康トラブルを防ぐことが出来る可能性があるということを覚えておきましょう。
6.最後に
赤ちゃんがおならをすることに関して心配することは特にありません。
赤ちゃんのかわいらしい姿の一つとして捉えてあげるようにしましょう。
まれに含まれる注意すべきおならを察知してあげられるよう、日頃から赤ちゃんの様子を伺ってあげるようにしてください。
おならは赤ちゃんが元気である証拠でもあります。
赤ちゃんのおならと上手に向き合いながら、今後の健やかな成長を見守ってあげましょう。
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