タバコに含まれる「タール」とはいったい?癌のリスクを高めるって本当?

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タバコ

タバコと聞いて思い浮かべるものの一つに「タール」があるのではないでしょうか?

喫煙されている方は特に耳にする機会が多いかもしれませんが、はたしてタールについて詳しい知識を持っている方がどれくらいいるでしょうか?

健康に与える悪影響も懸念される物質でもあるので、タールについて理解を深めておく必要があるかと思います。

今回はタールとはいったいどのような物質であるかを説明していきます。

普段、自分がなにを肺に入れているのか把握してください。

1.タバコの成分

タバコの煙には約4000種類もの化学物質が含まれており、そのうちの約200種類が致死性有害化学物質、約60種類が癌を作る物質であるとされています。

主なタバコの煙の成分として、

・ニコチン
・タール
・アンモニア
・エンドトキシン
・鉛
・アセトアルデヒド
・フェノール類

などを挙げることができます。

ニコチンが一番よく耳にする成分かと思いますが、他の化学物質はこのニコチンの吸収を高めることを目的としているようです。

有害と呼ばれるだけあって、健康への悪影響が懸念されます。

2.タールとは

タバコには「タール」が含まれています。

タールとは、有機物質が熱分解されることによって発生する黒褐色の油状液体です。

粘り気があり、フィルターや歯が茶色く変色することで確認することができるかと思います。

主にニコチンを肺まで行き届かせる役割を担っているようです。

一般的には「ヤニ」と呼ばれているもので、多くの発がん性物質が含まれています。

癌のリスクを高めてしまう以外にも、健康状態に大きく影響を与えてしまう可能性がある物質であるため、注意が必要となります。

3.「ニコチン」と「タール」の違い

タバコにおいて認知度が高い成分が「ニコチン」と「タール」ですが、これらの物質の違いとはなんなのでしょうか。

ここではニコチンとタールの違いについて触れておきます。

3-1.発がん性の有無

タバコは発がん性の可能性を強く謳われていますが、そのリスクを高めてしまっているのは「タール」です。

タールは数百種類もの有害物質の集合体であり、発がん性物質が含まれています。

ニコチンには発がん性物質は含まれていないとされています。

3-2.神経系への影響

ニコチンには発がん性物質は含まれていないとされていますが、神経系への影響は大きいとされています。

中枢神経興奮、血管収縮、心拍数増加などを引き起こす作用があり、心拍数の上昇や、動脈硬化のリスクが高まってしまう可能性があります。

これはニコチン特有の性質です。

3-3.依存性

ニコチンは強い依存性物質であるともされています。

人の脳はニコチンと結合することで快楽が得られる仕組みがあります。

この快楽が原因となり、タバコをやめられなくなったりもするそうです。

こちらもニコチン特有の性質であると言えるでしょう。

 

一本のタバコの中にも、それぞれ性質の違った物質が含まれていると言えるでしょう。

これらが掛け合わさることでタバコが成り立っていますが、その反面、体に与える影響も増幅させてしまっていると言えるでしょう。

4.ニコチンやタール以外の注意すべき物質

タバコと言えばニコチンやタールが目立ってしまいますが、それらの他にも注意すべき物質はあります。

その一つが「一酸化炭素」です。

血液の中の酸素は、ヘモグロビンと呼ばれる物質と結びつくことで全身へ運ばれていくことになりますが、一酸化炭素は酸素以上にヘモグロビンと結びつきやすいとされています。

血液中に一酸化炭素があると、酸素が全身に行き渡らなくなってしまうのです。

タバコを吸っていると、一酸化炭素が体内に充満してしてしまい、慢性的な酸欠状態となってしまう可能性があります。

5.タールが与える健康への悪影響

ここではタールが健康状態に与える悪影響について詳しく触れておきます。

5-1.発がん性のリスクを高めてしまう

タールは細胞に付着してしまう性質があり、体の中に溜まっていってしまいます。

この現象が癌の原因になり得るとされています。

主な癌の可能性として、

・肺がん
・膀胱がん
・喉頭がん

などを挙げることができます。

一概にタールのみが原因であるとは言い切れませんが、確実に可能性を高めてしまっていることに違いはありません。

5-2.咳や痰

タールは粘着性の強い物質で、喉や気道に滞在し続けてしまうケースがあります。

肺や呼吸器にもダメージを与えてしまいかねません。

これらが慢性的になり、症状が悪化してしまうと呼吸困難などのより重いトラブルを招いてしまう可能性もあります。

5-3.お腹の赤ちゃんにも影響が

タールは肺に粘着してその機能を低下させてしまう可能性があります。

妊娠中の場合、お腹の赤ちゃんにも多くの酸素が必要となります。

肺の機能が低下し、体に取り込まれる酸素量が減ってしまうと、お腹の赤ちゃんにも影響が出てしまうと言えるでしょう。

 

上記でタールはニコチンをより肺まで行き届かせる役割があると言いましたが、それ以外の面を見てみると明らかに悪影響が目立ってしまいます。

6.タールの摂取を抑える方法

タールの抑える方法はほぼないと言えるでしょう。

ニコチンやタールは「mg」で表せるかと思います。

この値が小さければニコチンやタールの摂取量も少ないのだと認識されている方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。

同じ銘柄のタバコであれば、使用されているタバコ葉は同じです。

フィルターの通気口などで吸いこまれる量が調節されたりしていますが、副流煙に変化はないことや数量が増えてしまうなどの影響が出てしまうと、逆に摂取量が増えてしまう可能性もあります。

極力タールを摂取しないためには以下の点を注意してみましょう。

6-1.たくさんの本数を吸わない

タバコをあまり吸いすぎないようにしましょう。

タバコは吸ったら吸っただけニコチンやタールを摂取してしまうことになります。

吸う本数を減らしたり、ニコチンやタールの量を減らすことで、どうしても物足りなさを感じてしまうこともあるかもしれません。

その反動で吸う量が増えてしまっては意味がないので注意してください。

6-2.深く吸いこみすぎない

深呼吸のように深く吸いこんでしまうと、タバコの煙が長い時間肺の中で滞在してしまうこととなります。

有害物質が肺の奥まで入ってしまうと自然排出されるのが難しい状況となってしまうので、発がん性のリスクもより高まってしまいます。

あまり肺に滞在させないように心掛けましょう。

6-3.根元まで吸わないこと

タバコの根元は煙の通り道で有害物質が一番溜まっているところです。

根元まで吸うということはタバコすべての煙を吸っていることにもなります。

例えタール数が小さいタバコでも害は大きいとされていますので注意が必要です。

6-4.フィルターを噛まない

中にはフィルターを噛んでタバコを吸う癖のある方がいらっしゃるかと思います。

フィルターは外気を取り入れる通気口の役割を果たしてくれる部分でもあるので、そこを塞いでしまうとタバコの煙を吸い込む量も増えてしまいます。

少しでも通気口を確保できるように心掛けてください。

7.一番は禁煙すること

やはり禁煙することがタールによる害を受けない一番の方法であると考えられます。

まずはニコチンやタールを摂取しないことが重要です。

これ以上、体内にニコチンやタールを溜めこまないようにしてみてください。

実際、禁煙を始めてもすぐにはタールは体の中からすべてなくなることはありません。

タールは粘質性が強いため、禁煙しても長期に渡って肺に残り続けるとされているからです。

タバコを吸ってきた期間に比例して、肺の状態の回復にも影響してきます。

正常な回復能力は若い時ほど強いとされているので、若いうちに禁煙することをオススメします。

8.最後に

タバコは長きにわたって健康状態を蝕み続けることになります。

粘着性が強いため、一度摂取してしまうとなかかな回復しづらい状況となってしまいます。

タバコを吸っていて体に異変を感じたり、将来の健康状態に不安を覚えている方は、早めに対処することをオススメします。

タールは発がん性ン物質でもあり、場合によっては重大なトラブルを招いてしまう可能性もあります。

タバコのニコチンやタールの正しい知識を身に着け、今後の喫煙生活を見直してみてください。

 

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