猫の尿路結石とは。猫は1日でもおしっこをしないと危険!?

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猫は人間よりも尿路結石になりやすい動物であると言われています。

尿路結石は体質からなりやすい子もいますが、基本的には日ごろの食生活やストレスからかかることが多いです。よって日々の生活から尿路結石にならないように心掛けることができます。

今回は猫の尿路結石についてまとめていきます。尿路結石が疑われる場合は、すぐに病院での処置が必要になります。是非、尿路結石について理解しておいてください。

1.猫の排泄状況を確認していますか?

ネコ

まず覚えていておいていただきたいことは「猫はおしっこが1日でも出ないと危険である」ということです。膀胱炎や尿毒症などにかかり、最悪死に至ることもあります。

よって毎日トイレの状況をしっかり確認することが大切になります。

1−1.1匹のみ飼われている場合

室内飼いで1匹のみ飼われている場合は、比較的に排泄状況の確認は簡単です。

最低1日1回、猫用トイレの状況を確認してください。

基本的に猫は、1日に数回便と尿を排泄します。猫は綺麗好きな生き物ですので、トイレが汚いと我慢してしまうことがあります。猫用トイレは常に綺麗に保つことが猫にとって非常に大切なのです。

1−2.多頭飼いの場合

多頭飼いの場合はどの猫がした排泄物なのか検討が尽きません。猫用トイレを複数用意しても、それぞれのトイレでするようしつけすることは困難です。

こういったケースの場合、ご主人様が家にいる時に猫がトイレに向かったら必ずその都度確認することを徹底してください。

毎回ずっと見ているのは大変だと思いますが、1日に1回程度、便や尿をしにいく所を確認できればベストですね。

2.尿路結石症とは

猫

尿路結石症とは、尿石症とも呼ばれ腎臓、膀胱、尿道などに結石や結晶ができてしまいその周辺に炎症を起こすことを言います。また、症状として尿道が詰まってしまいおしっこがでない状態になることが多いです。

特にオス猫がかかりやすく、年齢も若い猫から老猫まで様々です。個体差はありますが、特にオス猫は尿道が細いため結晶程度であっても尿道が詰まっておしっこがでなくなってしまう可能性が高いです。

また、以下のように結石にも複数種類があります。それぞれで原因、症状、対処法が異なりますので注意しましょう。

2−1.ストルバイト結石

ストルバイト結石は、尿酸値がアルカリに傾く(pHが高い)ことでできる結石です。

尿の中のマグネシウムやリン酸などの摂取過多により結晶化したもので、猫が一番かかりやすい結石と言われており若い猫に多いです。

2−2.シュウ酸カルシウム結石

シュウ酸カルシウム結石は、ストルバイト結石とは逆で尿酸値が酸性に傾く(pHが低い)ことでできる結石です。

マグネシウムの摂取不足や、ビタミンCの過剰摂取による尿の酸性化が起因となり結晶化したもので、に番目にかかりやすい結石と言われており老猫に多いです。

3.尿路結石症の原因とは

猫

尿路結石症は結石や結晶が体内で作られてしまうことが原因です。

ではそれらが作られる原因とはなんなのでしょうか。

3−1.水分不足

猫は元々、砂漠地帯の生き物でした。よって少ない水分量でも過ごすことができます。少ない水分を体内で上手に活用しておしっことして出てくる量を減らしているのです。

すると非常に老廃物を多く含んだ濃いおしっこが出来上がるのです。よって猫は腎臓を非常に酷使しており、ちょっとした細菌などから機能障害を起こし病気になってしまう可能性が高いと言われています。

そういったところから結石や結晶ができてしまいます。

猫が水を飲みやすい環境を作ってあげることが非常に大切です。

3−2.肥満

猫は元々尿道が細い動物です。肥満になると尿道をさらに圧迫し、尿が出にくくなったり、肥満による様々な弊害から結石になる可能性が高くなります。

3−3.体質

元々尿道が細い猫ですが、さらに体質で尿道が細い猫などは特にかかりやすいと言われています。また、メス猫よりオス猫は尿道が先細りしているため結石にかかると特に尿が出にくくなり危険な状態に陥りやすいです。

3−4.その他の病気

膀胱炎や腎臓の病気から尿の排泄がうまくいかず、結石になることもあります。

結石ができると、膀胱炎や腎臓の病気になることもありますが、その逆の可能性も十分あります。

4.尿路結石症と疑われる猫の行動とは

ネコ

尿路結石症にかかった猫がどのような行動か取るかを理解しておきましょう。尿路結石症は一時を争う病であるため、すぐに尿路結石かもと疑えるように知識を保有しておくことが大切です。

・トイレに行く回数が増えるけど、何もでない

・トイレがいつもより長く、ずっと構えている(尻尾を震わせながら力む姿もあり)

・トイレで普段あげないような声をあげる

・陰部をしきりに気にする(舐める)

・血尿がでる

・おしっこした後にキラキラ光るもの(結晶)がある

・トイレ以外で粗相をする など

様々な症状がでます。

うちの猫は、何度もトイレに行き尻尾を震わせながらずっと構えていました。苦しそうな姿を見て、最初は便秘かと思いましたが、便は出ているのはすぐに確認ができました。よって尿が詰まっているのかという疑惑からすぐに病院にいきました。

5.尿路結石症が疑われた場合の飼い主が取るべき行動とは

ホスピタル

愛猫に尿路結石症と疑われる行動が見られた場合の飼い主の取るべき行動について説明します。

尿路結石症により、おしっこが出なくなってしまい数日間放置すると尿毒症などで下手したら死んでしまう可能性もあります。少しでも尿路結石症を疑われる行動が見られたらすぐに病院に連れて行くようにしてください。深夜であっても行けるのであれば24時間対応の救急病院に連れて行くようにしましょう。

基本的におしっこが自力で出せない状態であるため、病院で処置をしてもらいおしっこを出るようにしてもらう必要があります。

結石を長い時間放置し、膀胱を傷つけてしまうと膀胱炎になりやすくなったり、結石を再発しやすくなります。早い処置が今後に関わってきますので、すぐに病院に連れていきましょう。

6.尿路結石症の治療とは

ちりょう

軽度の尿路結石症の場合は、尿道を少し刺激してあげることで尿が出ることがあります。

出た尿を検査し、結石の種類を確認したりお腹にどの程度の結石、結晶が存在するのか確認します。また、この時膀胱炎などの症状がある場合はそれに対する治療も行っていきます。

重度の場合は、尿道にカテーテルを通し、尿道内を洗浄することで溜まった尿を排泄します。

その後は食事療法によって尿酸値を正常に戻していきます。尿酸値が正常になりましたら、その後は予防食に切り替えていきます。

基本的に一回でも尿路結石症にかかった猫は再発の可能性も高いため、過去に与えていたような食事を与えてはいけないと言われています。予防食を与えていく必要があります。

予防食についても様々な種類があるため、それぞれの猫にあった予防食を見つけてあげてください。

7.最後に

今回は、尿路結石症について説明をしてきました。

とにかく理解していただきたいのは「おしっこが1日でも出ないと危険である」ということです。

もしかしたら気付いたタイミングがおしっこが出なくなって2日目の可能性もあります。日頃からの排泄状況の確認を徹底してください。

また、一度かかってしまうと再発する可能性も高く、この病気と長く付き合っていく必要があります。再発しないように水分をしっかり取るようにする工夫や、与えるフードについても気を遣う必要があります。

よって、尿路結石症のことを予め理解し予防できれば良いですよね。しかし、猫の体質、またそれぞれの個体差によりどんなに予防してもかかってしまう場合があります。ですので尿路結石症というものがあるということを理解して育てていくことが大切です。

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